甲府盆地を見下ろす馬頭観音
この日は雲が凄く、富士山もよく見えたのでひとつ山の方で写真でも撮ってみようということでビュースポットを探していた。
そんなときに発見した馬頭観音を紹介する。
140号から武田信玄の隠し湯といわれている要害温泉の方へ入り、
山の上に少しのぼっていったところ。
道路脇の小高い場所に馬頭観音が佇んでいた。
この馬頭観音のために、道路からのぼる階段が作られている。
おだやかな表情。
頭の上の牛はシュッとしている。
血とり場由来
当地は往古より上積翠寺町(村)が所有(平成八年上積翠寺日吉神社所有地として登録)し、山間地農林業の主役であった牛馬の終焉埋葬場所(血とり場)として永年に亘の?町(村)民によって守られてきた場所である。
平成十年十一月県道バイパス建設により、残地三百二十四平方米となったが、この地に正地より移設した馬頭観音とともに後世に引き継ぎ、ここに(血とり場の)由来を残す。
平成十一年三月吉日
石碑より
血とり場というものの存在を初めて知ったけど、
これは上に書いてある通り亡くなった牛や馬の埋葬場や、
動物の医院や臨時治療所などをそう呼んだという。
そうした牛や馬の治療のための血とり場では、爪を切ってやったり、健康のために血を抜いたりしたらしい。
馬頭観音の裏側。
平成十一年三月吉日建立とある。
遠くに甲府盆地が見える。
夜になれば夜景がよく見えそうだ。
おまけ
愛宕山の科学館の駐車場で撮った富士山。
もう雪が被っている。
いよいよ冬なんだなあという感じ。
猫
参考書籍