岩手1人旅その⑤_平泉の地を巡る4
前回の続きで平泉、この記事では毛越寺について。
毛越寺の魅力は何といってもこの大泉が池を中心とした浄土庭園だ。
毛越寺については公式ホームページから。
毛越寺は慈覚大師円仁が開山し、藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に多くの伽藍が造営されました。往時には堂塔40僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍に遭いすべての建物が焼失したが、現在大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。
平成元年、平安様式の新本堂が建立されました。
これは平成二年に建立された本堂。
本尊は薬師如来で日光・月光両菩薩、本尊守護の四天王が安置されている。
毛越寺といえば、ともいえるこの出島石組と池中立石。
築山の松。
根っこがすごかった。
池の周りにあった多くの建物は失われてしまった。
現在建っているものは江戸時代に再建されたものだとか。
これは開山堂。
毛越寺を開山した慈覚大師円仁をまつっている。
中には慈覚大師円仁像、両界大日如来像、藤原三代(清衡、基衡、秀衡)の絵が安置してあった。
常行堂。
地元で作物の神様として信仰されている摩多羅神がまつられているのだが、普段はその姿は見ることができず33年に一度扉が開かれるという。
ここでは正月に二十日夜祭が行われるという。
再建された建物ものはこの2つのみで、あとは跡の基礎のような石のみが地面に残されていた。
池に水を引き入れるための遣水。
ここでは毎年、曲水の宴というものが行われ、
平安時代のような風景を見ることができるという。
他にも季節ごとに様々なお祭りが行われるそうだ。
観光客も平泉の他の場所よりも多かったし、賑やかなお寺なんだなあー。
けむしがいた!
左の碑に書いてある保食大神って何だろう?と思って調べてみた。
天照大神は月夜見尊に、葦原中国にいる保食神という神を見てくるよう命じた。月夜見尊が保食神の所へ行くと、保食神は、陸を向いて口から米飯を吐き出し、海を向いて口から魚を吐き出し、山を向いて口から獣を吐き出し、それらで月夜見尊をもてなした。月夜見尊は「吐き出したものを食べさせるとは汚らわしい」と怒り、保食神を斬ってしまった。それを聞いた天照大神は怒り、もう月夜見尊とは会いたくないと言った。それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。
天照大神が保食神の所に天熊人(アメノクマヒト)を遣すと、保食神は死んでいた。保食神の屍体の頭から牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗、腹から稲、陰部から麦・大豆・小豆が生まれた。天熊人がこれらを全て持ち帰ると、天照大神は喜び、民が生きてゆくために必要な食物だとしてこれらを田畑の種とした。出典:wikipedia
何の気なしに調べてみたが、凄い神話があったんだな…という感じ。
右の方は写真だと文字が読めず、なんて書いてあったのかも忘れてしまった…
残念…
二十三峯塔?
平泉でいくつか目撃したのだけどなかなか調べても出てこない。
曲線が美しい州浜。
紅葉の時期に来たら、もっと凄い景色が見られるんだろうな…
華やかで美しいお寺だった。
お祭りのときにまた行ってみたいなー。