気まぐれ小冒険記

なんとなくブラつきながら写真を撮ります。あまり人の手の入っていない山や郊外の廃れた景色を求めて。

なんとなくぶらつきながら写真を撮ります。
関東関東・中部地方の神社仏閣や珍スポットなど。


宮城県、植樹祭へ

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植樹祭のスタッフとしてアルバイトみたいな、ボランティアみたいなことをするために宮城県に行った。

今まであまり新幹線に乗ってどこかへ行くことがなかったので、大宮ー仙台間がわずか1時間程で移動できるとは思ってもいなかった。快適な座席に座ってウトウトとすればあっという間についてしまう。

1時間歩いて進める距離を思うとなんだか不思議だ。

 

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今回乗ったのはこの白いボディの新幹線はやて。

そんなに好きではないけど、新幹線をみるとやはり少しテンションがあがる。

 

今回、新幹線のチケットは買ってもらったものだったので座席は通路側だった。

残念。。。

 

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ついたころにはもうすっかり暗くなっていた。

仙台駅に行ったのは二度目だけど、その街の都会っぽさには本当に驚かされる。

 

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この日はとあるお寺に泊まらせて頂いた。

お寺に泊まる経験なんてあまりできないから楽しかった。

 

そして翌日。

植樹祭が行われる岩沼市にバスで移動。

天気予報では曇りとか雨とかなっていたけど、結構晴れていた。

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この土地は、東日本大震災津波によって全てが失われてしまった。

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かつてここに建物や人々の生活があったなんて信じられないような光景だった。

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震災当時、甲信越に住んでいた自分にはどこか現実味のない世界で、そして今ではもうずっと昔のものだと思ってしまっていたけれど、岩沼の土地はまだこうして震災のあとを多く残していた。

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この日、ここに約1万人もの人々が集まり、10万本の苗木を植えた。

その苗木は30年後には大きな森となり震災から人々を救うようなものとなる予定だ。

 苗木の下には震災廃棄物とよばれる流された家などのがれきが埋まっている。

埋められたがれきに木の根が絡まり、より強い防潮堤となる。がれきを埋めることはそうした役割を果たすと同時に鎮魂にも繋がると前市長が言っていた。

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会場近くの水田。とても広くて驚いた。

今回この植樹祭で色々な人と話をする機会があったけど、震災を経験した人にとっては、とてもいやなことを聞いたりしなくてはいけなかったりして残念だった。

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せっかく宮城まできたのだから、少し東北を旅したい…というわけで次の日から岩手観光を計画した。

それはまた改めて記事を書くことにする。